緩和ケア医 高宮有介先生の講義
「医療と死生観」を受講、昭和大学まで行ってきました
30年前に出版された先生の著書
「がんの痛みを癒す」を拝読していて
いつかお会いできたらと思っていました
高宮先生は
緩和ケアがまだまだ一般的ではなかった時代に
その道を切り拓いてこられた先駆者でいらっしゃいます
講義では先生がこれまでに緩和ケアの臨床で
出会ってきた患者さんの言葉や
先生が日々の臨床で感じていらっしゃることを
情感たっぷりにお話くださり
私もこれまでアロマセラピーを通して出会った
患者さんの顔が次々に思い出され
胸がいっぱいになりました
病になるということ
死とはなにか?
生きるとはなにか?
セラピストが自分なりの死生観を持ちながら
患者さんと関わることは
患者さんの死生観を理解し
寄り添う助けになると考えます
残り5回の講義も高宮先生選りすぐりの
各分野の先生方が登壇予定で
とても楽しみです
講義終了後、先生の著書にサインをいただき
握手をしていただきました
「この本読んでくれたの?感激だなあー」と先生
これまでたくさんの患者さん、ご家族
医療従事者や医学生を支えてこられた先生の手は
とっても大きくて、あたたかい手で
包み込まれるような優しさと、強さを感じました
先生から頂いた手のぬくもりを
患者さんに届けていきたいです
高宮先生おきまりのポーズで♪
昭和大学では医学部生にむけて
医療・保険分野におけるアロマセラピーについての
啓発に取り組まれていることが
昨年の日本アロマセラピー学会で発表がありました
医療の現場でアロマセラピーを
拡げていくためには
何より医師の理解が必要です
学会発表ではあわせて
「今後医学部生が卒後にアロマセラピーを医療現場で
利活用できるように知識や技術をできる限り
能動的に修得するプログラムを立案したい」
との言葉もありました
患者さんのために
このような取り組みが広がること
心から願っています
昭和大の桜が満開でした