関東を中心に介護事業を展開する企業で
セラピストとしてお仕事をさせていただくことに
なりました
グループホームや介護付き有料老人ホームなど
グループ内の介護施設を何か所か担当し
利用者さんへハンドやフットの施術を
させていただきます
介護施設は私にとって10年前に
初めて患者さんにアロマを届けたスタートの場所
原点に立ち返り
またここからリスタートできることを
今とてもうれしく感じています
実は数年前から
もっと現場での活動を増やしていきたいと
考えていました
サロンでのセラピスト、講師のお仕事
ホスピスでのボランティア活動
緩和ケア病棟へのアロマ導入サポート
アロマセラピストとしてさまざまな方と
さまざまな場所で関わる中で
私は臨床で出会う患者さんの言葉から
医療や介護の領域にこそ
アロマやタッチがなくてはならないケアである
ということを教えて頂いたからです
自分自身の活動の場をさらに拡げたいと思う中で
私がこだわってきたのが
これまで自分が学んできた技術・知識を
ボランティアではなく、「仕事」として
提供できる場所に出会う
というところでした
医療や介護の中のアロマセラピスト
その多くがまだまだボランティアで
専門的な技術や知識を提供していますが
(そうでないことも最近は増えてきましたね◎)
私はセラピストの価値がもっと認められ
必要とされる世の中を創っていきたいと
ずっと考えてきました
とあるかたが
「医療介護の中でアロマセラピストが
まだまだボランティアでしか活躍できていないのは
まだアロマやタッチの価値を理解するほどに
社会が成熟していないからだ」
と言ってくださったことがありました
その言葉はとても嬉しかったのですが
反面その要因はセラピストである
自分自身にもあるのではないかと
その時感じました
アロマやタッチケアはどのように
医療や介護に貢献できるのか?
その問いに対して
まずはセラピストである私たちが
しっかりとその価値を言語化し
発信していかないことには
世の中にアロマやタッチという
新しい価値を創造することはできないと考えました
日々のホームページやSNSからの発信
学会での発表も、そこに軸を置いた
私の活動の一つです
そして ”ボランティア” という言葉に
セラピスト自身の甘えがある現状も否めません
ボランティアだから、行けるときに行けばよい
できることだけをやればよい
そんな考えもありますが
「患者さんをケアする」という立場においては
そのようなスタンスでは病院や施設から
信頼していただくことはできません
だから私はこの10年
たとえボランティアだとしても
プロフェッショナルとしての技術と知識
そして時間を惜しみなく提供することに
迷いはありませんでした
ボランティアであろうとなかろうと
医療スタッフと信頼のもとに連携し
患者さんの安楽のために最大限の力を尽くすことに
変わりはありません
最近は私自身、認知症の父の介護も経験したことで
介護領域への思いも強くなっていたタイミングでも
ありました
先日実家にて。お気に入りの帽子をカッコよく撮影♪
個人的には介護の領域は
治療よりも「ケア」の比重が大きいと感じていて
アロマやタッチがよりケアとして活かされる
場所なのではないかと考えています
ホスピスでの活動も
これまでと変わらず続けていきます
新たな出会いに感謝しつつ
自分らしく歩んでいきます
*サロンのご予約枠はこれまでより少なくなりますが
変わらずご愛顧のほどお願い申し上げます