触れることの原点

 

 

今日は年内最後

ホスピスでの

アロマの活動日でした。

 

 

ベッドサイドに立つとき

患者さんが今

なにを求め、必要としているのか?

を感じ、考えます。

 

 

 

時にアロマトリートメントを

するよりも

 

 

ただただ手を握っている

 

 

そんなときもあります。

 

 

 

 

言葉でのコミュニケーションが

難しくても

 

 

目の動き

手の動き

かすかなうなづき

表情の変化

 

 

そんなところから

思いを伝えようとしているのを

見逃さないように。

 

 

 

ベッドサイドに座って

ただ手を握って

 

 

患者さんの目線の先にある

窓の外の、赤く色づいた葉っぱを

ともに眺める時間。

 

 

 

そのうちに

冷たかった指先に

あたたかさが戻ってくる。

 

 

 

命の尊さを感じる

おだやかな時間。

 

 

今、ここにいて

生きていることを感じ

分かち合う時間。

 

 

 

この場所に来て

触れる、ということの原点を

いつも思い出させてもらっています。

 

 

 

 

 

コロナ禍で

患者さんとご家族の面会は

 

限られた時間、回数

人数に制限されたままです。

 

 

 

以前のようにご家族がここで

自由に時間を過ごせること

 

 

患者さん、ご家族、スタッフが

お茶とお菓子を囲んで

ティータイムができること

 

 

私たち一人一人が

しっかりと感染対策をしながら

過ごすことが

 

 

そんなささやかな日常を取り戻す

助けになる、ということ。

 

 

 

 

目に見える部分だけでなく

 

目に見えないところにも

思いを馳せる、ということ。

 

 

忘れずにいたいです。