第27回日本アロマセラピー学会学術総会
第10回日本ハーブ療法研究会学術講演会
合同大会にて演題発表させていただきました
日本アロマセラピー学会は
アロマセラピーを医療で正しく応用することで
医療分野でのアロマセラピーの普及に寄与すること
アロマセラピーの科学的・医学的な研究により
学術としてのアロマセラピーの確立を目指し
活動する団体です
私は大会二日目の一般演題
『各種疾患・病態に対するアロマ＆ハーブのはたらき』
において
昨年、横浜市内の緩和ケア病棟立ち上げに
医薬品精油の活用と
看護ケアとしてのアロマセラピーを
導入支援した事例について
導入にあたっての取り組みや
導入から一年の病棟でのアロマの実施状況などを
ご報告させていただきました
非医療従事者であるアロマセラピストとして
このような学術的な場での発表は私自身初めての経験でした
また導入支援においても
このような場での発表を想定していませんでしたので
まだまだ検証やデータの収集が不十分なところも
多くあるなか
たくさんの先生方のサポート頂き
なんとか無事に発表を終えることができホッとしております
発表後には「このような取り組みをもっと
拡げていってほしい」というようなお言葉も頂き
今回の発表が医療の中へのアロマセラピー活用の
一助になることを願っております
大会の最後にはなんと
大会長特別賞を頂くことができました
これからもっとがんばるように！というエールと受け止め
身の引き締まる思いです
今年はアロマセラピーで起業して10年目の年
起業してすぐに施設でのボランティア活動をスタートし
目の前の患者さんの安楽だけを願いながら
現場主義でここまでやってきました
アロマセラピーは医療の中での有用性や
エビデンスの蓄積もまだまだな部分もあり
患者さんへのアロマケアの提供は
決して容易くはないですし、私自身もこれまで
順調なことばかりではなかったです
でもありがたいことに
私がこれまで出会ってきた医療スタッフは
私から多くを語らずともアロマセラピーの必要性を
理解してくださっているかたばかりでした
そしてなにより目の前にいる患者さんやご家族が
アロマを楽しみに待っていてくださることや
アロマとタッチで安楽な様子を見せてくださることに
喜びと、自信と、確信を感じながら
ここまで続けてくることができています
アロマセラピーは本当に素晴らしいものですが
セラピストの思いだけが強すぎても
うまくいかないものです
医療の中で活用していくためには
まずは安全性を第一に行うことで
医療者からの信頼を得ていかなければなりません
そして病棟やスタッフの目指すところ
患者さんやご家族が望むことに対してアロマが後押しになるよう
たくさんの知恵と工夫が必要です
これからもアロマセラピストとして研鑽を積みながら
医療に貢献できるアロマセラピーを提供できるよう
尽力していきたいと思っています
学会発表にあたり、多くの先生方にご指導をいただきました
●昭和大学 佐々木晶子先生
学会での発表を後押ししてくださり、演題登録から発表までを全面サポートいただきました
●湘南ホスピタル 佐藤玲子先生
医薬品精油の活用にあたり、病棟スタッフによる視察受け入れから、院内での導入・運用方法まで細やかなご指導をいただきました
●新横浜リハビリテーション病院緩和ケア病棟の皆様
導入から一年、試行錯誤ありながらも病棟でのアロマを実践してくださっています。また外部講師としての立場での発表にあたり、貴重なデータの提供や、実施の実態把握のための調査にも快くご協力いただき、医師・看護師長・薬剤科長には共同演者としてお名前を連ねていただきました。学会では病院としてのアロマの取り組みに大変評価をいただき、良い報告ができたことがとてもうれしいです
また大会一日目終了後の懇親会では
ソフィアフィトテラピーカレッジの池田明子先生にも
お会いすることができました
私がアロマをはじめてすぐに
ハンドマッサージを学ぶ中で出会ったのがソフィアで
そこで特別養護老人ホームでの
ボランティア活動がスタートしました
あの頃の気持ちを忘れずに
また新たな気持ちでがんばっていきます
会場でお会いできた
サロンに通ってくださっている方たち
Ｍテクニックの受講生さんたち
SNSで繋がってくださっている方たち
信頼できるアロマ仲間のみなさんにも感謝です
大会長の林真一郎先生と、玲子さんと♪
