【セミナーレポ】医療と連携したアロマセラピー、そして統合医療~英国編~/ウッド恭子さん

 

 

オンラインセミナー
「医療と連携したアロマセラピー、そして統合医療~英国編~」

 

イギリス・コッツウォルズ在住の

IFA認定アロマセラピスト

IFAイギリス本部理事も務めながら

 

ホスピスで患者さんケアの活動もされている

ウッド恭子さんに

イギリスでのセラピーの最前線をお話いただきました

 

 

 

恭子さんがお住まいのコッツウォルズの街は

イギリス初のオーガニックカフェ発祥の地であったり

 

小さな町のオーガニックショップでは

イギリス中のオーガニック製品のすべてが揃うほど

 

 

 

そんな街の中にあるホスピスで

恭子さんは日々患者さんのケアに

ボランティアとして携わっていらっしゃいます

 

恭子さんが活動するイギリス・Longfield Community hospice

 

 

恭子さんは約20年、アロマセラピー以外にも

さまざまな補完代替療法を学ばれていて

その一つ一つにとても造詣が深いかた

 

 

セラピストとしての引き出しの多さに

圧倒されてしまいます

 

こちらはホスピスのセラピールーム

 

 

現在日本に一時帰国中の恭子さん

まもなくイギリスに戻られるのですが

 

 

実はこの短い日本滞在の間に

地元のホスピスでもセラピストとして

活動されていらっしゃって

 

その話も伺うことができました

 

 

院内でのワークショップの様子

 

日本の病院での活動のきっかけはなんと

 

アロマセラピーでボランティアをしたい

という思いをしたためたお手紙を

病院に届けたところからはじまったそう

 

 

恭子さんが思いと行動力をもって病院のドアを叩き

自分の手で道を拓いていったこと

 

私もご参加のみなさんも心打たれる思いでした

 

 

入院患者さんだけでなく

訪問看護にもセラピストとして同行し

患者さんをケアされている様子も聞かせてくださいました

 

 

恭子さんのお人柄とコミュニケーション能力が

病院からの信頼を得て

さまざまな活動に繋がっているのだなあと感じました

 

 

 

イギリスでは現在、多くのセラピストが

医療の中で活躍していますが

 

それも約40年という長い長い時間をかけて

セラピストがさまざまな取り組みを積み重ねてきた

結果が今に繋がっているとのこと

 

 

その取り組みを私もみなさんと一緒に

恭子さんから学ばせていただき

 

この先に繋がるヒントをたくさん頂いた気がします

 

 

 

セミナー終了後はリアルタイム参加特典の

交流タイムも

 

 

 

日本各地で思いを持って活動されている

ご参加の皆さんと思いを分かち合い

 

私も本当に励まされる思いでした

 

 

セラピストはサロンや臨床の現場で

常に1対1で目の前にいる患者さん、お客さまと

向き合う仕事です

 

 

だからこそ時に迷うこともあるだろうし

一人で悩むことも多いかもしれません

 

 

でもこんなふうに

同じ思いで活動する仲間との繋がりを感じながら

思いを分かち合える時間は本当に力になります

 

 

セミナー後にいただいたご感想です

 


統合療法の中で、アロマセラピストとしてのケアの実践が、どのような過程で行われているのか知りたくて参加しました。

一番学びになったのは、アロマセラピストが医療の中で実践していくには、セラピストが守られていなければいけないということでした。心に残ったことは、イギリスでは医療にかかる前にセルフケアをまずする風習があり、ホメオパシーレメディ、レイキなどが身近な存在として活用されていることにビックリしました。また、日本の救急医療の対応の素晴らしさに改めて感謝する思いでした。

 

また、今回セミナーに集っている方々の、人に寄り添う愛を感じ私自身が安堵する感覚になりました。今回、このような場を設けてくださり、情報を提供していただけたことに心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

(看護師・アロマセラピスト/神奈川県)

 

 


「私が聞きたかったことはこれです」が詰まった研修でした。それを企画していただいたこと感謝しております。

英国編では、国民の意識が違うことは仕方ないことかなとは思いますが、提供する側が(国全体)で国民に何が必要なのかが考えられていることが理解できました。恭子さんが関わっておられる施設すべてがちゃんとチームで取り組まれていることが印象的でした。日本ではボランティアさんがチームに入りこんで患者を観ることはまだまだ少ないですよね。

補完代替療法として患者様に携わるすべての人が患者さんを観ていくことが本当に必要だと思いました。

 

私は多職種で話すことが多いのですが、それぞれ視点も違いますし関わり方が違います。そういった方がそれぞれの思いだけで関わるのではなく、医療者側が情報を共有し、患者様を観ていくことは患者様の安心、患者家族の安心につながっていくと考えます。

 

医療者はどうしても身体的苦痛に目が行きがちです。精神的、スピリチュアルな苦痛緩和の勉強はしますが、症状緩和=薬物コントロールとなっているのが現状です。もっとホリスティックに、そしてタッチケア、やアロマセラピーも苦痛緩和になっていること、特に緩和ではそれがとても重要であることを、もっともっと医療者の方に知っていただきたいと改めて思いました。

 

(看護師・アロマセラピスト/滋賀県)

 

セミナー後、帰国直前の恭子さんに

お会いすることができました

 

右が恭子さん、左はIFA日本支部代表の志保さん♪

 

私たちはアロマセラピストだからこその
プロフェッショナルな知識と技術を
活かしたケアが強み

 

数十年先を行くイギリスの
補完代替療法のあり方を見ながら

 

日本の風土、医療制度の中でできる
私たちならではのあり方を構築していきたい

 

 

一人ではできないことも
みんなで知恵を出し合えばきっと実現できそう

 

 

そんな仲間に出会えたことは

 

私のアロマセラピー10年節目の
大きなギフトです