イギリスに本部のあるIFA
国際アロマセラピスト連盟様主催の
日本支部会員様向けウェビナーに登壇
「医療の中でアロマセラピストが果たす役割」
というタイトルでお話させていただきました
「医療」と一言に言っても、その環境はさまざま
今回お話させていただいたのは、医療の中でも
私が長年携わってきた「がん終末期医療」
という領域でのお話です
ウェビナーでは私の約5年に渡る
ホスピスでの活動を中心に
お話させていただきました
私がこれまでの活動の中で大切にしてきたのは
アロマセラピストとしていかに
医療に貢献していくか、というところです
私は医療に関する資格は持っていませんが
ご縁あって約9年にわたり
介護施設やホスピスという場所で活動する中で
強く思うのは
医療者ではない、アロマセラピストだからこそ
できるケアがある、ということです
私たちアロマセラピストは
患者さんを治療することはできませんが
アロマを使って人の心と体をケアする
という意味ではプロフェッショナルです
そして私たちが実践するケアは
医療や患者さんに対してプラスをもたらし
医療に貢献できるアロマセラピーでなければ
なりません
香りの心理的作用、精油の薬理作用
タッチによる快情動への作用
リラクゼーションのその先には
患者さんの痛みや苦しみの緩和を助ける
生理的作用をもたらす可能性が十分にあり
私はこれまでの患者さんへのケアを通して
そのことを確信しています
アロマセラピーの知識と技術を用いて
患者さんやご家族、医療スタッフに貢献していく
アロマセラピストが
もっともっと増えていくといいなと
思っています
ウェビナー開始前にイギリス本部のルイさんとトークタイム。
リラックスして臨めました◎
講演後に
「なぜ医療の中でアロマをやることに
なったのですか?」
というご質問をいただき
そういえば・・・とあらためて私も
原点を振り返る時間をいただきました
私のアロマセラピーとの出会いは20年前
当時事務職で勤めていた病院の中でした
看護師が病棟でがんの患者さんに
アロママッサージをしていたのです
”アロママッサージの間は痛みを忘れられた ”
カルテに書き留められていた患者さんの言葉が
私の原体験として強く心に残っています
そこから時は流れ
今年はアロマのお仕事を始めて
ちょうど10年目の節目の年
10年前にアロマを学び始めた当初は
家族のケアに活かせたら、という思いでした
その後資格をとって間もなく
特別養護老人ホームで
アロマをさせていただくことになり
迷うことなくその道に進んだのは
今思えばあの原体験があったからなのかも
知れないなあと
今振り返って思います
10年前の学び真っただ中の自分を記録として
数年前からは少しずついろいろなところで
私の活動をお話する機会を頂くようになりました
毎回準備には本当に
時間を費やしてしまいますが
これまで自分がしてきたこと
これからやるべきことを
あらためて言語化する時間を頂いているなあと
ありがたい思いです
私のこれまでの経験、感じてきた思い
なにか一つでも心に届くものがあれば
うれしく思います
この日の講演については
IFAの会員さんは会員向けのウェブページ上で
アーカイブで視聴いただけるそうです
講演のご感想もお聞かせいただけたら
うれしいです