”ホリスティック” な幸せ・健康とは

アロマセラピーを学び始めた10年前

 

 

さまざまな精油の成分分析グラフに

空白があったのがとても衝撃でした

 

 

 

現代の科学・化学を以ってしても

100%解明しきれない何かが

この精油のビンの中には存在していて

 

 

でもそれも含んだアロマというものが

確実に人の心と体に作用し

癒しを手助けしてくれている、という事実

 

 

 

当時白か黒か、という二極化の発想しかなく

すべてを分かったような感覚で

日々を過ごしていた私はアロマセラピーに出会って

 

 

そういう不確定要素を含むものこそが

「自然」というものであることを知り

 

 

不確定要素があるからこそのゆらぎだったり

 

型にはまらない自然ならではの

ダイナミズム(生命の躍動)の波長は

すべてのことを受け入れてくれるかのようで

 

 

そういう場の中でこそ人は癒えていくのではないか

 

 

そんな気づきを得たのが

私のアロマセラピーの原点です

 

藤沢市 鵠沼海岸 アロマサロン flow よもぎ蒸し 更年期

 

 

今日は尊敬するアロマセラピストであり

薬剤師の久保田泉先生から

あらためて「ホリスティック」という概念について

学ぶ機会を頂きました

 

 

 

「健康」や「幸せ」というものを考えるとき

 

そこには「ホリスティックな視点」が

必ず必要だと感じます

 

 

 

サロンでお客さまのケアをする時

ホスピスで患者さんと向き合う時に

 

その方の「部分」だけではなく「全体」を

見ることはとても大切です

 

 

 

ちょっとした体の不調を抱えていることや

がんという病気であることは

その方の一部ではあっても

すべてではありません

 

 

 

”全体はそれを構成する部分の総和以上のものであり

部分に分けてバラバラに理解しても

決して全体をとらえることはできない”

 

 

ホリスティック、という言葉の源流には

そんな思想があります

 

 

 

だからこそホリスティックに

その人そのものを見ようとするとき

 

病気や不調という切り取られた部分にばかり

目を向けるのではなく

 

 

今自分には見えていないけれど

それまでその人の人生を彩ってきた

さまざまな背景を想像する力を持って

理解しようとすること、そこに寄り添うこと

 

 

そういう役割を果たすことが

セラピストには求められているのでは

とあらためて思います

 

泉先生からいただいたヒバチップ。良い香りがします。

 

 

「健康」や「幸せ」のかたちは

誰に決められるものでもなく

自分自身で選び取っていくものです

 

 

一人一人のちがった価値観の中にこそ

本当の健康や幸せがあります

 

 

今年もアロマセラピーの力を借りながら

その方が大切にしたいものを大切にできる

 

 

そんなお手伝いができればと思っています