ただ共にあること/ホスピスでの緩和ケアアロマセラピー

年内最後のホスピス

 

 

まだらな意識の中

 

 

アロマの香りや
クリスマスのリボンで

 

 

ふと瞳の輝きが戻ってくる

 

 

 

その表情が忘れられなくて

 

 

 

 

今年もアロマの香りの中で

 

 

のべ100名を超える患者さんと
一緒に時間を過ごしてきました

 

 

 

お一人お一人との思い出は
色褪せることなく鮮明に
私の中に残っています

 

 

 

 

病院の中で
医療者ではない
アロマセラピストだからこそ
できることは?

 

 

 

そのことを
ずっと探しながらの日々

 

 

 

患者さんは香りの中で

 

 

 

時に笑顔になったり、涙したり

 

 

 

後悔や悔しさ、寂しさを
口にすることもあれば

 

 

 

今がとても幸せ
感謝の気持ちでいっぱい

 

 

 

 

そんな言葉もたくさん
聞かれました

 

 

 

 

病気になって初めて

 

 

自分という存在
自分の人生に向き合う時間

 

 

 

そこには計り知れない
さまざまな思いがあって

 

 

誰も立ち入ることは
できないのだけれど

 

 

 

 

”ただ共にあること”

 

 

“not doing, just being”

 

 

 

そのことの大切さを
たくさん感じた一年

 

 

 

 

明日昇る太陽が
変わらずあたたかさを
届けてくれますように

 

 

 

また来年

 

 

 

 

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