グリーフケアと悲しみのかたち

 

先週からはじまった

上智大学の公開講座をはじめ

 

 

いくつかの学びを重ねながら

「グリーフケア」について学んでいます。

 

 

グリーフとは

「喪失体験に伴う悲しみや嘆きと

その反応」をさします。

 

 

 

グリーフケア、と聞くと

死別の悲しみ、というイメージが

強いかもしれません。

 

 

 

でもグリーフとは

何かを失ったことによる悲しみ

そのすべてをさします。

 

 

 

 

たとえば災害で家や大切なものを

失った悲しみ

 

病気で仕事や自由を失った悲しみ

 

物質的になにかを失った悲しみ

 

心理的になにかを失った悲しみ

 

 

 

コロナ禍の今

多くの人が大なり小なり

大切なもの、こと、機会を

失う経験のさなかにあるのかもしれません。

 

 

 

そう考えると

今まで生きてきた中で

グリーフを経験したことがない

というかたはいないのではないでしょうか。

 

 

 

悲しみのなかにある人、そんな人を支えたいと思う人
どちらにもおすすめの本。

 

 

 

悲しみのかたちも、深さも

癒えていく過程も、時間の長さも

本当に人それぞれ。

 

 

 

良かれと思ってかけた

励ましの言葉が

人を深く傷つけてしまうことも

少なくありません。

 

 

 

励ましも、慰めも、力を持たない

 

 

 

そんなときに必要なのは

 

 

「わかってくれる人」

「理解しようとしてくれる人」

「ただただ聞いてくれる人」

 

 

そんなふうに最近思うようになりました。

 

 

 

 

この学びがいつの日か自分のため

 

そして誰かの助けになるといいなと

思っています。