抗うつ薬についての勉強会。
「コロナうつ」
若年者に多い「新型うつ」など。
感染拡大、先の見えない不安
人と人との間に生まれた距離
コロナ禍で特に女性のうつは
増加傾向にあります。
またがん患者さんの15~25%にも
うつが見られるなど。
かつてはうつは「心の病気」
と捉えられていましたが
その要因が
ストレス、環境、病気・薬剤の影響
うつになりやすい思考、心のクセ
さらには栄養状態など
多岐にわたることもあり
最近では
「うつは生活習慣病」
という言葉もあるようです。
こんな本もあります。
「抗うつ薬だけ」で改善するのは
全体の2割だそうです。
でも裏を返せば
8割のかたは薬がなくても
うつの改善が可能だということを
意味しています。
うつという病気に限らず
自分の前にある壁が
自分の力では乗り越えられなくらい
高すぎるときは
お薬に助けてもらいながら
その壁を少しだけ低くして
その壁の向こうにある景色が
見えるくらいの余白ができたら
少しずつ自分を振り返る時間を
持てたらいいですね。
私も40代に入って悪化した
偏頭痛を機に
自分と自分の生活を振り返るきっかけを
たくさんもらいました。
今ではとても感謝していますよ。
病気の裏にある「心」
「病気からのメッセージ」をみる、という方法も。
生きていると
どうしようもない困難に出くわすことが
あります。
でもその出来事から
自分なりの「意味」を
見いだせた時
その経験は人生の糧となり
経験、学びだったと思えるはず。
そうやって人は成長し
より自分らしい人生を
歩んでいくのだろうなあと思います。
講師の先生は薬剤師であり
うつの経験者でもありました。
抗うつ薬を服用することに
不安を感じることも
きっとありますね。
「抗うつ薬の土台の上に積み重ねた
プラスアルファのものたちが
自分が立ち直るきっかけになった」
という先生の言葉。
私はそのプラスアルファの部分で
アロマセラピーを
必要としているかたに
あたたかさを届けていきたいと
思っています。