Kigiさんの講座に参加させていただきました。
テーマは「樹木」について。
樹木が生まれ、成長し
やがて老い、倒れ
形をなくしながらもなお
自然の中にあること。
循環の中にあること。
そんな姿に、本当に
胸を打たれる思いでした。
アロマセラピーにも
樹木から採れる精油がたくさんあります。
フランキンセンス
ミルラ
サンダルウッド・・・
形を変え、瓶に詰められて
その香りが誰かの心を癒し
慰める。
そういうものを扱っている、ということ。
自然への畏敬、謙虚であること
そして感謝
忘れずにいたいです。
アロマアナリーゼセッションで
私自身が精油のもつメッセージを
構築していく過程で
一番学びなおしたいと思っていたのが
精油のもととなる
植物そのものの生態でした。
その植物がどんな環境の中で
なにを思い
どんなふうに生きてきたのか
そこを改めて見直すことで
本当にたくさんの気づきがありました。
そこから構築してきた精油の
ひとつひとつのメッセージに
出会うたび
私も涙があふれる思いでした。
あの時あふれた涙は
どんな涙だったのだろう？
植物に教わることは
本当にたくさんあるけれど
植物は、ただただひたむきに
時にしたたかに
でも自然という調和の中の
一つの命として
その生涯を全うすることだけに
エネルギーを注いでいる。
昔は植物と人間の距離は
今よりもっともっと近くて
人も植物と同じように
自然の調和の中にあって
自分の命を燃やすためだけに
生きていた
そういう幸せの形が
きっとあったはずです。
自分の奥深くに、もしかしたら
DNAに刻まれているかもしれない
でもいつの間にか見えなくなっていた
見失っていた
そういう記憶を取り戻すきっかけを
自然はいろいろな形で
語りかけてくれているのかもしれない。
そういう生き方を
自分は本当は望んでいたんだ
そんなときにあふれた涙だったのかな
と今は思います。
そんな植物からのメッセージ
大切に届けていけたらと思っています。
