月に数回、アロマケアでおじゃましている
介護施設にて。
駐車場に今年もきれいな紫陽花?が
咲いていました。
そうそう、去年もここに咲いていたね。
今年もきれいに咲いたね。
*
こちらの施設で活動をはじめて、3年目。
今年の春は、ここで活動を始めた当初から
毎回のように
アロマを楽しみにしてくださっていたかたとの
お別れが相次ぎました。
毎回のようにお会いすることが2年も続くと
ついついそれが永遠に続くかのように
思えてしまう時があります。
それでも、お会いするたびに
すこしずつ変化していく表情や
小さくなっていく体が
その時が近づいていることを
おしえてくれているかのようでした。
亡くなる数日前にお部屋にうかがって
ベッド上で足のマッサージを
させていただくことができました。
もしかしたら、これが最後になるかもしれない。
そう思ったけど
また会いたい、あともう一度だけ
と思う気持ちのほうが強かった気がします。
別れ際、布団から手を伸ばして
感謝を伝えてくれたこと
部屋を出ていくまで
手を振り続けてくれたこと
あの手をもっとしっかり
握り返してあげればよかった
「お医者さんのおかげで、アロマのおかげで
元気なんだと思う」
「美人さんだね」
(って毎回みんなに言ってた)
いつも車いすから落ちそうなくらい
身をかがめて一生懸命
やさしさと感謝を伝え続けてくれたかたでした。
翌週のアロマでは
もう会うことはかなわなかったけど。
2年間、アロマの香りとともに
たくさんの時間をいっしょに過ごせたから。
ありがとう!
アロマの香り、空まで届くといいな。