ここ数日、ぐんと寒くなりましたね!
ついこの間まで夏仕様だったサロンも
すっかり冬支度が完了です。
今日はサロンの冬支度
お客様にご提供している『温活』の一部を
ご紹介しますね。
▼あずきカイロ
手足がかじかむ寒い季節には大活躍。
中にはあずきがたっぷり
レンジであたためて、くり返し使えます。
寒い中サロンにお越しくださるお客様が
到着されたときにお渡しして
自由に使っていただいています。
冷えた手を温めたり
カウンセリングのあいだ
お腹に近い太もも部分にのせておくと
脚やお腹がポカポカあたたまります。
ほのかなあずきの香りも
ほっこりします。
▼お飲み物
サロンでお出しするお飲み物は
なるべくあたたかいものを。
とにかく酷暑だった今年の夏
汗をかきながらいらしてくださるお客様や
ホットフラッシュでお悩みのお客様には
少し冷やしたお飲み物をお出しすることもありますが
夏でもなるべく常温のものを
と思っています。
夏に冷たいものを飲みすぎた
というお客様の体にふれると
胃の裏側のあたりの背部が冷たい印象です。
あたたかい飲み物で体の内側が温まると
自然と「ほおっ・・・」という声が
聞こえてきます。
あたたかい飲み物を飲むことで、施術の前に
まずは心とからだをゆるめるスイッチを入れる
そんな準備もしていただいています。
▼体を温めるアロマのチョイス
アロマには、その含まれる成分により
さまざまな作用があります。
体を温めてくれるアロマでよく選ぶのが
・マジョラム
・ブラックペッパー
マジョラムは、血流が悪くガチガチになった
慢性的な筋肉の硬直をゆるめたいときに。
血管を拡げる作用があるので
血流が改善 ⇒ 温まる ⇒ ゆるむ
となっていきます。
香りもすっきり、さわやかで
日本人にとても好まれている香りです。
ブラックペッパーは、まさにコショウ!
香りもまさにコショウで
みなさんびっくりされます。
スパイスを食べると体が温まるように
コショウの実を水蒸気蒸留して採った
ブラックペッパーには
「α-ピネン」という成分が含まれるので
流れが滞りやすい毛細血管の血液循環を
改善してくれます。
ブレンド時には、入れすぎると本当に
コショウの香りしかしなくなるので笑
隠し味程度の敵数でブレンドするのがポイント。
全体の香りを引き締めて
意外とまとめ役になってくれるアロマです。
アロマを選ぶポイントは
「その冷えの原因がどこからきているものなのか」
をしっかりカウンセリングしたうえで
その根本にアプローチをする、ということ。
ストレス過多で体が冷え切っている場合には
外から温めるだけでは
すぐにまた冷えが戻ることも。
心をゆるめ、安心できる香り
ほっとできる、と感じられる香りが
体を温めてくれることもあります。
香りはセラピストだけが決めるものではなく
お客様の香りへの反応、感じる様子を
私も一緒に感じながら
お客様といっしょに決めていきます。
▼フットバス
これは冬だけでなく夏も。
施術の前に足からあたためることで
全身の筋肉は自然とゆるみはじめます。
初めてサロンにいらっしゃるお客様は
「どんなサロンなのかな?」と
少し緊張されていることもありますが
カウンセリングが終わり
フットバスをする頃にはお湯のあたたかさも相まって
表情もとてもやわらかく
リラックスされています。
フットバスはちょっと疲れた時
ストレスがたまっているなあと感じるときに
ほんの10分、15分やってみるだけでも
本当にリフレッシュできるので
自宅でのセルフケアにもおすすめです。
▼よもぎ蒸し
10月からサロンに導入した「よもぎ蒸し」
とっても好評です。
手足が冷たい、腰が冷えるといった症状は
ホルモンバランスの変化が
血管の動きをコントロールする自律神経に
影響を与えるため。
更年期に多い症状のひとつでもあります。
よもぎ蒸しはサウナとは少し違って
(私はサウナが暑すぎて、息苦しくてニガテ・・・)
じっくり、じんわり温まる感じ。
終わってからも、ほわんと温かい体のままでいられる。
ホルモンを運んでいるのは血液。
めぐりのよいからだづくりが
あらゆる不調改善の第一歩となります。
からだが芯から温まると心に余裕が生まれたり
思考まですっきりするから不思議です。
※サロンでは施術前の温活に
フットバスorよもぎ蒸しをお選びいただいています。
▼あたたかいベッド
ベッドには温度調節が可能な
あたたかいマットを敷いています。
お客様がいらっしゃる1時間くらい前から
あたためておきます。
真冬は特にベッドに入った瞬間
「うわ~あったかい」と喜んでいただいています。
うつぶせでの背中の施術のあいだは
肌が露出する面積が大きいので
寒くないよう少し温度を高めに。
あおむけになったときには
あつすぎないよう都度細かく温度を変えて
心地よくおやすみいただけるよう気をつけています。
▼あたためたジェルパック
お客様おひとりにつき4~5個
温めたジェルパック(ミニ湯たんぽのイメージ)
を準備しておきます。
うつぶせでの脚の施術のあいだは
肩・背中のこりや緊張の強い部分にのせ
少しずつ筋肉をゆるめておきます。
同時に仙骨(おしりの割れ目の上くらい)も
あたためておきます。
ここを温めると「気持ちいい・・・」
という声多数^^
仙骨は
・自律神経(副交感神経)が通る場所
・近くを腹部大動脈から枝分かれした血管が通っている
・子宮や卵巣を包む骨盤のかなめの場所
ここを温めることで
胃腸の不調、生理痛、ホルモンバランスの乱れ
腰痛、手足や全身の冷えの改善が期待できます。
あおむけの施術時には、お腹を温めて。
お腹の真ん中を通る太い血管、腹部大動脈に
温かさが届くと
全身に温められた血液を届けることができます。
お腹が温まると、みなさん深い眠りに
おちていく印象です。
▼加湿器
(窓際に置いてある茶色い物体が加湿器)
お部屋にある程度の湿度があることで
体感温度はあがります。
冬場はのどや鼻に不調が出やすいもの。
空調がきつくなりすぎ、乾燥しないよう
室温に加えて湿度にも気を配っています。
今シーズンから念願の、空気が乾燥しない
オイルヒーターも仲間入り。
エアコンとはまた違う
ほっとする温かさを感じていただけたらと思っています。
▼あたたかい手
セラピストの手のあたたかさは
施術の効果を最大限に引き出すための
とても大切なツール。
お客様とお会いするときだけでなく
普段からあたたかい手、体でいるためのケアを
心がけています。
先日お客様から
「手が遠赤外線みたいにあたたかい」
といっていただき
なんともセラピスト冥利につきる
うれしい言葉でした。
でも温かい手、体は一日にして成らず!
コツコツと温活を積み重ねることが
とっても大事。
いつも温かい手、温かい体でいるために
私がしていることについては
また別記事でご紹介しますね。
サロンでご提供している「温活」の目的はどれも
・お客様の不調が少しでも改善するように
・施術の効果を最大限に引き出すため
ではありますが、やっぱり
「あったかい~」「気持ちいい~」
そんなほっとゆるんだ表情を見られるのが
うれしいから、なのかも。
すっかり長くなりましたね。
最後まで読んでくださりありがとうございます^^